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ひざの痛みってなに?

ひざの痛みの原因は大きくは3種類で「半月板の問題」「軟骨の問題」「それ以外の筋肉・腱などの問題」 です。

膝の関節は曲げたり伸ばしたりを行う関節ですので、筋肉・靭帯・骨が正常なバランスで機能していないと不調を訴えることがあります。
膝周りを中心とした筋肉のロックをそのままにしておくと変形性膝関節症に繋がる可能性が高くなります。

・半月板の問題

半月板は膝の関節の大腿骨と脛骨の間にあるCの形をした軟骨のようなクツションの板で内側・外側にそれぞれがあり、膝への衝撃を弱めるクッションと膝を安定させるためのスタビライザーの役割を果たしています。半月版が損傷すると、膝の関節は曲げたり伸ばしたりする際に痛みやひっかかりを感じたりします。ひどい場合には、膝の関節に水(関節液)がたまったり、急に膝の関節が動かなくなる「ロッキング」という状態になって膝の関節を動かす際に痛みを感じるようになります。

・軟骨の問題

変形性膝関節症
変形性膝関節症は、50代以上の男性の10人に1人、50代以上の女性の4人に1人。変形性膝関節症になってしまう確率は年齢が上に上がるほど高くなり、60代以上の女性では、2人に1人が変形性膝関節症だと言われています。おもに女性のほうが多い傾向となっています。
膝の関節の軟骨と軟骨の間でクッションの役割をしている半月板に傷がついたり、軟骨に亀裂が入ったりすると膝の関節のクッションの作用が低下していきます。そしてだんだんと膝の軟骨同士がぶつかるようになり、徐々に軟骨がすり減っていってしまうのです。

軟骨がすり減った分、膝の関節の骨と骨のすき間が狭くなって内側の骨があらわになり、すり減った軟骨のかけらや粉(摩耗粉)が発生し、それらが滑膜を刺激することにより骨の縁に棘のような突起物ができたり、骨が変形していったりします。また、関節をおおっている関節包と呼ばれる繊維膜の内側に炎症が起こるため、黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になります。さらに、ひざの軟骨の摩耗が進むと、この関節包の内側にある滑膜が炎症を起こしてひざに水がたまったり、軟骨の下の骨まですり減って「骨棘」と呼ばれるトゲができたりするようにもなります。

・それ以外の筋肉・腱などの問題

膝の関節を曲げると痛い場合。

膝の関節を曲げる動作では太腿の前面にある大腿四頭筋という筋肉群が伸びます。痛みの原因はこの筋肉群がロックされて硬く縮んで上手く伸びないことです。大腿四頭筋は大腿直筋・外側広筋・内側広筋・中間広筋から構成されています。

大腿直筋以外の3つの筋肉は膝関節を伸ばす動作に働きます。大腿直筋はそれに加えて股関節を屈げる動きもします。外側広筋は歩行などの日常動作はもちろんのこと、ランニングや全てのスポーツの動作に大きく貢献しています。

腰を反らす動作では大腰筋という筋肉がが伸ばされます。このとき大腰筋が硬くなっていて上手く伸びることができないと痛みが表れます。大腰筋は股関節を曲げるときに使う筋肉です。内側広筋は膝蓋骨の安定に寄与します。

この筋肉群がロックし硬く縮んだ状態で膝を曲げると、膝が引っ張られて詰まったり、膝が抜けそうになったり、膝が笑うといった違和感を生じます。筋肉のロックが酷くなると靭帯や膝蓋骨の損傷など大怪我につながる可能性があります。

膝の関節を伸ばすと痛い場合。

膝の関節を伸ばす動作では太腿の後面にあるハムストリングスという筋肉群と下腿の腓腹筋が伸びます。痛みの原因はこの筋肉群と腓腹筋がロックしていて硬く縮んでいることです。ハムストリングスは大腿二頭筋と半腱様筋と半膜様筋から構成されています。

腓腹筋は膝関節と足関節を跨いで膝関節では曲げる、足関節では爪先を伸ばすといった動きをします。

ハムストリングと腓腹筋がきつくロックされて硬く縮んでいると、膝の関節を伸ばすときに上手く伸ばすことができずに膝の裏側に痛みが生じることになります。

当院では膝が痛いからといって、膝の周囲をひたすら緩めるような施術は致しません。身体のゆがみがどこにあり、何処の筋肉が影響して痛みや違和感を引き起こしているかをキチンと評価した上で原因を取り除きます。