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腰痛のほとんどが原因不明って?

腰痛の原因は神経や内臓やストレスが原因だったりと様々ですが、
20歳以上を対象にした2010年の大規模調査によれば、推定2315万人が3カ月以上続く痛み(慢性疼痛)を訴え、そのうち、約6割の人が腰痛に苦しんでいることがわかっています。
つまり、1000万人を超える日本人が、慢性腰痛に悩んでいる計算となります。だから腰痛が日本の「国民病」ともいわれる訳ですね。

大きく分けると、腰の骨や筋肉などの腰痛、ほかの病気などによって生じている腰痛、心因性など非器質性の腰痛3種類があります。
一口に腰痛といっても、その原因はさまざまあります。腰痛を原因別に分類すると、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなど腰の神経の障害によるもの、内臓の病気、重い脊椎の病気、などがあります。しかし原因を特定できる腰痛は全体の約15%で、残りの約85%は原因を特定しにくい非特異的腰痛とされています。

骨が原因の腰痛の場合。

腰痛全体の約10%を占めるのが、主に「腰部椎間板ヘルニア」と「腰部脊柱管狭窄」などの神経の障害によるものです。腰椎(腰の部分の背骨)には、「椎骨」という骨が連なっていて、前方は椎体と椎体の間に椎間板という組織が、後方には椎骨と椎骨を連結してスムーズに動かすための「椎間関節」という組織があるのですが、その椎骨と椎骨を連結する「椎間板」という軟骨が変形して飛び出し、まわりの神経を圧迫したり、炎症を起こしたりするのが腰部椎間板ヘルニアと呼ばれています。

それに対して、腰椎の脊柱管(背骨の真ん中の空間)が狭くなり、そこを通っている神経が圧迫されるのが腰部脊柱管狭窄と呼ばれています。

筋肉の原因の腰痛の場合。

腰を反らすと痛い場合。
腰を反らす動作では大腰筋という筋肉がが伸ばされます。このとき大腰筋が硬くなっていて上手く伸びることができないと腰の痛みとして表れます。ちなみに大腰筋は股関節を曲げるときに使う筋肉です。
更に大腰筋とともに影響が大きい筋肉が太腿の筋肉です。大腿筋膜張筋(外側)、大腿直筋(前側)、縫工筋(内側)などです。歩行の際には脚が真っ直ぐ運ばれるように補正する働きを持っています。

腰を曲げると痛い場合。

腰を曲げる動作では腰方形筋という筋肉が伸ばされます。このとき腰方形筋が硬くなっていて上手く伸びることができないと腰の痛みとして表れます。腰方形筋は腰をを反らせたり体を横に曲げるときに働き、姿勢維持にも関わる重要な筋肉です。腰方形筋は左右にあるので片方が硬くなってしまうと、そちら側に引っ張られてしまうことになり骨盤の高さが変わる原因にもなります。
更に腰方形筋とともに影響が大きい筋肉が背中の筋肉です。広背筋、脊柱起立筋などです。背中の筋肉が硬く縮こまっていると肩の筋肉も引っ張られるので肩凝りの原因にもなります。

脳の脳の働き低下やストレスによる原因の場合。

最近の研究では、腰痛の中には、「脳の働き」の低下が関わっている痛みがあることが、わかってきました。
慢性腰痛は、腰の痛みを和らげる仕組みと関係があります。腰から痛みの信号が脳へ伝わると、脳からドーパミンという神経伝達物質が放出されます。すると、脳内でμオピオイドという物質が多量に放出されます。オピオイドとは、簡単に言うと、私達の脳内で分泌される痛みを抑制する成分です。その結果、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが放出され、痛みの信号を脳に伝える経路が遮断されます。この仕組みによって、腰痛などの痛みが気にならなくなったり、我慢できたりするようになります。しかし、ストレス、うつ、不安などを長期間感じていると、脳でドーパミンが放出されにくくなって、腰痛が長引いたり、わずかな痛みでも強く感じたりするようになります。

当院では腰が痛いからといって、腰の周囲をひたすら緩めるだけの施術は致しません。身体のゆがみがどこにあり、また何処の筋肉が影響して痛みや違和感を引き起こしているかをキチンと評価した上で原因を取り除いていきます。

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